普及クラスデジタル一眼レフ比較 -画質-

2006.04.21(00:02)
主要カメラメーカーが必ずラインナップしている、エントリークラスと呼ばれるこの価格帯は強豪がひしめき合う、最も選び応えのあるクラスです。

また、価格競争が激しいこともあり、コストパフォーマンスが高いモデルばかりです。どれを買ってもそれほど後悔することはないでしょうが、何を重視するかで機種選びは決まります。

画質で選ぶなら 総合的な画質を重視するなら、 キャノン EOS Kiss デジタルN は最有力です。キヤノンが自社で開発した800万画素CMOSが作り出す画像は最も細部描写力に優れ、シャープで上位機種のEOS 30Dと同等の性能を持っています。これが高感度になるとさらにアドバンテージが大きくなり、太刀打ちできるライバルは現在このクラスではありません。

次点は オリンパス E-330 E-500 の2機種。 センサーが小さいのが多少不利に働いたのか、EOS Kiss デジタルNには細部描写力が多少劣りますが、それでも800万画素らしい高精細な画像といえます。色は好みがあるでしょうが、リバーサルフィルムを思わせる鮮やかで深みのある色調が特長です。ただ高感度時はライバルと比べるとノイズは多めです。このあたりはE-330では多少改善されているようで、ISO800位までならなんとか実用の範囲内でしょうか。

以外に健闘しているのが ニコン D70s D50 の2機種で、ともに同じ610万画素CCDを搭載し、画質も非常に似通っています。ローパスフィルターの特性を変えることで、610万画素としては解像度が高くシャープな画像をつくりだしています。パソコンのモニターで等倍で見ると、非常にシャープでキレがあります。その半面疑色やモアレが発生しやすいとも言われていますが、あまり気にすることもないと思います。

あまり感心出来ないのは ペンタックス *ist DS2 *ist DL2 の2機種で、610万画素であることを考慮しても正直見劣りします。色調が鮮やかでプリント栄えのする画像ですが、輪郭強調が激しく、解像度が劣ります。同じCCDを搭載するニコンの2機種とは明らかな差があります。ただし、改善策はあるようでRAWで撮影して、付属や市販のソフトで現像すると見違える見違える画像になるそうです。恐らく画像エンジンの処理の過程がうまくいっていないのでしょう。

全ての機種は既にA4サイズ程度ならば、フィルムとそう遜色ない写真を得ることが出来ます。(ただし風景写真になると、まだ600〜800万画素では足りませんが。)そのなかでもEOS Kiss デジタルNの画質は頭ひとつぬけた実力を持っています。
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