なぜAPS-Cサイズなのか

2006.04.19(22:39)
デジタル一眼レフの画像素子はほとんどがAPS-Cサイズです。
35mmフルサイズはキヤノン EOS-1DSシリーズくらいしかありません。

35mmフィルムと同じサイズの素子を使えば既存のレンズを全て画角を変えずに使用できますが、あえて小さな画像素子を使うのは理由があります。

1つ目は素子のコストの問題です。
フルサイズのCCDやCMOSはAPS-Cサイズに比べかなりコストが割増になるそうです。CCDだけで100万近くしていた時もあったようです。今ではかなり下がったようですがそれでも割高なのは変わりありません。

2つ目は画質の問題です。
CCDやCMOSといった画像素子はレンズの周辺部から入る斜めからの光に対して正確に受光できない点です。斜めからの光は画面周辺部のシャープさが失われたり、色のにじみや、四隅が暗くなるといった悪影響を及ぼします。

そのために特に、広角レンズや大口径レンズは後玉(ボディに一番近いレンズ)を大きくしなくてはならないのですが、レンズマウントの口径の制約があり、理想とするレンズの径を得ることが困難になってしまいます。

キヤノンのEFマウントのような大口径マウントはそれが可能なのでしょうが、マウント径の小さいニコンFマウントなどでは、難しいようです。

デジタル一眼レフのマウント径は画像素子に対して大きい方が、レンズの設計上有利ということです。デジタル専用に立ち上げたオリンパスのフォーサーズ規格のマウント径は画像素子に対して非常に大きいのは、レンズの口径に余裕を持たせるためでもあります。
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